Taktsang Lhakhang
パロ峡谷
4.7
紹介
ブータン王国にある虎の巣寺は、仏教聖地であり、パロ渓谷から900メートル以上の断崖絶壁に立ち、寺院の標高は3120メートルに達します。伝説によると、蓮華生大師は8世紀にこの地で3か月間瞑想を行い、そのため虎の巣寺はブータン全土の信者たちに崇拝される聖地となりました。虎の巣寺は1692年に建設されましたが、1998年には原因不明の夜の火事によって寺院が破壊され、長い間一般の観光客が立ち入ることが禁止されました。しかし、ブータン国民の共同努力の結果、虎の巣寺は2005年に再建され、再び世界に開かれました。
虎の巣寺の建築様式は景観と芸術を兼ね備えており、寺院内には4つの主要な殿堂や住居エリアがあり、多くの建物は山の傾斜に合わせて建築されています。寺院の全ての建物にはバルコニーがあり、ここからパロ渓谷の美しい景色を楽しむことができます。遠くから見ると、虎の巣寺は岩壁に登っているトカゲのように見えます。莲花生大師と千手観音菩薩像を祀る主要な洞窟に入るには、狭い通路を通り抜ける必要があります。暗い洞窟の中、バターランプが輝き、蓮華生大師の怒りの姿、多吉卓洛を見ることができます。これは、当時の蓮華生大師の修行姿勢を表しているものです。また、この寺院には優雅な千手観音の像や数十の菩薩像が展示されています。