トーリン寺院, 静寂な精神性と芸術の聖域

チベット自治区札達県象泉河岸
非常に古い寺院
3.8

紹介

チベット自治区アリ地区のジャダ県西北部に位置する象泉河のそばにあるトリン寺は、古格王国が建設した最初の仏教寺院です。トリン寺は北宋時代に建造され、996年にイクシボ王とレンチンサンブ大師によってザンイェ寺の模倣設計で建てられました。1996年、トリン寺は国家一級文物保護単位に指定されました。トリン寺は自然災害や人為的破壊に耐えながらも、梁柱は林立し、仏塔は聳え立っています。トリン寺は当時の仏教の中心地であり、地元の建築、彫刻、絵画アートなどを研究するための貴重な実物資料です。トリン寺は、インド、ネパール、およびチベットの地元の建築様式を融合させたものです。寺院は南に土山を背景に、北に広々としたランチンツァンブ川を眺め、殿堂、仏塔、塔壁、僧舎などが星のように散らばっており、遠くから見ると壮大な姿を見せます。1076年、古格王のザンデの支援の下、トリン寺で法輪大会が開催され、数日間続き、高僧たちが集まりました。これは「火龍年大法会」として知られ、チベット仏教の盛大な祭典となりました。アディヤシァ大師の滞在と火龍年の大法会の開催により、トリン寺は全チベットで有名になり、中世のチベットの名刹となりました。
住所
チベット自治区札達県象泉河岸
営業時間
08:00-19:00(終日);入場停止時間:19:00(1月1日-12月31日 週一-週日)

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