嵩陽書院は中国古代の有名な高等学府であり、中国古代四大書院の一つで、世界文化遺産「天地の中」歴史建築群の一部であり、全国重点文物保護単位です。河南省鄭州市登封市嵩山南麓に位置しています。嵩陽書院の建築は古風で雅致があり、中軸線上の主要な建物は五進で、廊庑が完備されています。嵩陽書院はその独特な儒学教育建築の性質から、中国古代の書院建築、教育制度および儒家文化を研究する「標本」とされています。
嵩岳寺塔は15層の密檐式レンガ塔で、平面は十二角形、全高37メートルで、基台、塔身、15層の叠涩レンガ檐と塔刹から構成されています。塔身は上下二つの部分に分かれています。上部の東、西、南、北の四面にはそれぞれアーチ型の門があり、塔心室に通じています。下部は上下に垂直で、外壁には装飾がありません。塔身の上には15層の叠涩密檐があり、下から上へと層ごとに内側に収まり、柔らかな放物線を形成しています。塔刹は基座、覆蓮、須弥座、仰蓮、相輪、宝珠などで構成され、塔の下には地宮があります。嵩岳寺塔は中国に現存する最古のレンガ塔であり、中外建築文化の交流と融合の歴史を反映しており、構造や造形などの面で大きな価値を持ち、後世のレンガ塔建築に大きな影響を与えました。
伝説によると、法王寺は漢の明帝永平14年(71年)に建てられたと言われています。嵩山の名勝地に位置し、天下の名刹の一つです。1987年に古寺が再建され、寺院の面積は6万平方メートル以上に復元され、殿堂は5000平方メートル以上に再建され、47体の彫刻された神像が修復されました。
会善寺は河南省鄭州市登封市の北6キロメートル嵩山南麓積翠峰の下に位置し、北魏孝文帝の時代(471~499年)に創建されました。古代嵩山地域の僧侶の戒律授与の中心であり、少林寺、法王寺、嵩岳寺と並んで嵩山四大寺院と称されています。