雲陽寺
元々の名前は寿聖寺で、唐代に創建されました。現在、山門、四大天王殿、西方三聖殿、大雄宝殿の四つの建物が現存しています。寺院の北東方向には、元、明、清の三代にわたって建てられた方形密檐式のレンガ塔が3つ現存しています。雲陽寺は山と水に囲まれ、山の地形を利用して段々と上がっていき、四つの建築群が5メートルの高さ差のある四つのプラットフォームに順に配置されています。最盛期には総建築面積は20000平方メートル以上に達しました。
雲陽寨
隋唐時代に建てられ、古代には豫晋両省を結ぶ重要な関所であり、歴代の軍事要地でした。砦の門は青石で築かれ、頂上には石垛があります。
清静宮
清静宮は1750年(清の乾隆15年)に建てられたもので、現在中国に残っている唯一の清代の梁のない建築群です。南向きに山に沿って建てられ、中央には三皇閣、左には王母殿、右には玉皇閣があり、いずれも二層の楼閣式建築です。その建築スタイルは軸線対称の仏寺道観建築の枠を破り、東洋の窯洞と西洋の楼閣を組み合わせ、素材はすべて石材であり、中原古建築の一絶と称されています。
紫金頂
紫金頂は神農壇の主峰で、標高1028メートル、「中天玉柱」と称され、群山の頂にそびえ立ち、威厳があり、まっすぐに雲を突き抜けています。その頂上は100平方メートルのプラットフォームで、周囲は断崖絶壁であり、断崖には古い白松が生えています。紫金頂には長さ、幅、深さが約1メートルの石の穴があり、伝説によれば伏羲氏が風の音を聞きながら八卦を悟った場所で、「八卦坑」と呼ばれています。