中国で最初の大規模現代国家博物館で、西安の大雁塔の北西部に位置しています。建設により、中国の博物館事業は新たな発展段階に入りました。
博物館には37万以上の貴重な文化財が収蔵されており、100万年以上にわたる歴史が跨がっています。それらには、古代の原始的な石器から1840年以前の社会生活に使用されたさまざまな器物まで含まれています。
商周時代の青銅器、陶俑、唐代の墓の壁画などは、世界でも最高峰のものです。
博物館は「華夏の宝庫」として認知され、中国の古代文明と陝西省の歴史文化の展示において独特の芸術的価値と意義を持っています。それは中華民族の歴史の精華を凝縮したものであり、陝西省の歴史文化の傑出した代表でもあります。
秦始皇帝陵博物館
始皇帝兵馬俑博物館は兵馬俑博物館と始皇帝陵の2つに分かれており、兵馬俑を見終わった後は無料のシャトルバスで始皇帝陵に行って観光を続けることができます。
これは陝西で最も早く設立された博物館の一つで、各時代の碑、墓志、石刻彫像を主に収集、研究、展示しています。博物館は孔廟、碑林、石刻芸術館からなり、総面積は31900平方メートルを超え、収蔵品は11000点以上、11の展示室があります。特に有名なのは顔真卿、柳公权、怀素などの書道家の碑文であり、また唐代の碑文「石台孝経」と「開成石経」も展示されています。博物館には石碑だけでなく石刻芸術品や他の文化財も展示されています。
半坡遺跡は、おそらく最も古い人類活動の遺跡の一つであり、西安市内にあるもので、約6,000年前の新石器時代の仰韶文化の遺跡です。半坡博物館は、歴史遺産展示室を建設するだけでなく、現地に3,000平方メートルの住宅地保護施設も設置されています。半坡村遺跡には、家屋、地下貯蔵室、かまど、男女別の集団墓地、各種生産や生活用品などが展示され、母系氏族社会の繁栄期にあった先祖たちの生活と生産を生き生きと表現しています。
漢陽陵は、『文景の治』を開いた漢の景帝劉啓と彼の皇后王氏の陵墓であり、一般博物館での展示に加えて、最も輝かしいのは地下博物館です。館内に入るには靴カバーを着用する必要があり、館内は陰気で、ガラス廊下を歩いて、実際の墓の発掘現場が足元や周りに広がっています。