イタリアで絶対に訪れるべき広場を紹介

イタリア、ルネサンスが誕生した土壌は、この国の偉大で優雅な気質を育みました。都市の広場はその都市の魂を反映しています。ここでは、イタリアで絶対に訪れるべき広場を紹介し、イタリアの独特な風情を感じていただきます。

カンピドリオ広場はローマのカンピドリオの丘に位置し、1538年にミケランジェロによって設計されました。広場の周りには新宮、元老院、コンセルヴァトーリ宮の三大宮殿があります。元老院はローマ市議会の所在地であり、新宮とコンセルヴァトーリ宮はカピトリーノ博物館です。道路の向かい側から歩いてくると、その壮大さを感じることができます。
ナヴォーナ広場はローマで非常に特徴的な広場の一つで、ローマ歴史地区の中心部に位置し、パンテオンに隣接しています。天才彫刻家ベルニーニによって設計・建造されました。バロック様式の宮殿建築、絶妙な噴水、ロマンチックな雰囲気のカフェが「ローマで最も美しい広場」という名声を得ています。
サン・ピエトロ広場は、サン・ピエトロ大聖堂と相まって壮大な雰囲気を持っています。広場は各時代の建築の精華を集めており、世界最大の公共空間の一つです。広場の側面の噴水と中央の無文字のオベリスクはここを象徴しています。広場の柱廊には140以上の彫刻があり、すべてベルニーニと彼の弟子たちによって完成されました。彫刻はすべて宗教関係者です。広場の中央には、カリグラが古代ギリシャのヘリオポリスからローマに持ち帰ったオベリスクがあり、このオベリスクの頂上の銅球にはカエサルの遺灰が入っているという説があります。
ミケランジェロ広場は1869年に建設され、建築家ジュゼッペ・ポッジによって設計されました。ルネサンス期の偉大な芸術家ミケランジェロを記念するための広場です。広場には《ダビデ像》のレプリカがあり、その周りにはメディチ小礼拝堂の「昼」、「夜」、「暁」、「黄昏」という彫刻の青銅レプリカが配置されています。
スペイン広場は映画『ローマの休日』のシーンに登場し、すべての人が知っているローマの名所となりました。ヘプバーンのその清新で美しい姿は、スペイン広場と美しいローマと一体となり、人々の永遠に忘れられない記憶となっています。現在、スペイン広場はローマの有名な観光スポットの一つとなっています。