武当山ドライブ旅行で必見の7つのスポットとルートのおすすめ

「四大名山皆拱揖し、五方仙岳共に朝宗す」、武当山は「五岳の冠」として世に知られています。武当山は道教の聖地であり、元末明初に張三丰がここで武当派を創設し、武当武術を中華武術の重要な構成派の一つとしました。その影響力は長く続いています。このような名山聖地は、風姿神韻を自ら持ち、俗世を離れています。皆さんに武当山のドライブ旅行で楽しめる場所をお勧めします。

玉虚宮遺跡

明朝の著名な文学者王世貞が「玉虚仿佛秦阿房」で称賛した「玉虚」はここにあります。玉虚宮は道教において玉帝の居所とされています。明の永楽年間に、玉虚宮は武当山の皇家寺院の中で最大の寺院でした。しかし、二度の火災と山洪により、ほとんど完全に破壊されました。2007年に、玉虚宮の大殿は修復され、2012年に完工しました。現存する遺跡は当時の全貌を示すことはできませんが、その壮大で神聖な姿を垣間見ることができます。

磨針井村

磨針井は純陽宮とも呼ばれ、武当道教では毎日太陽が昇る時、ここが最初に純粋な陽気を受け入れる場所として名付けられました。磨針井の主な建物は姥姆亭で、中には紫元君が鉄杵で針を磨く像が置かれています。この像は素朴で生き生きとしており、鉄杵で針を磨くという美しい伝説を世に伝え、持続することが成功の鍵であるという深い意味を広め、一世代また一世代に影響を与えています。

太子坡村

太子坡景区に行くには、まず古風な装飾の欄干と望柱石のアーチ橋を渡る必要があります。それが復真橋です。復真橋を渡り階段を上ると、太子坡の山門が目に入ります。太子坡は別名復真観とも呼ばれます。太子坡は東を向いて西に面しており、中国の建築史では珍しい形式です。狮子峰の60度の急斜面に建てられており、現代の建築家からは急斜面を利用した建築の古典的な作品として称賛されています。古代の建築の巨匠たちは山の形状と地勢を利用して、巧みに九曲黄河の壁を建てました。それは波のように山体に沿ってうねり、非常に壮観です。太子坡の主要な建物はもちろん復真観の大殿で、明の永楽10年に建てられ、明の永楽10年に再建されました。その建物には、明と清の二つの時代の建築の巨匠たちが共に築いた威厳と荘厳さが見られます。

逍遥谷

逍遥谷は自然景観と動物生態が融合した観光地です。谷内には多くの動物が生息しており、ジャングルに出没するサルや、ハスの葉の間を泳ぐ黒鳥などが楽しめます。逍遥谷は青い山と緑の水、美しい風景が広がり、張紀中の新しい『倚天屠龍記』の撮影地でもあります。

紫霄宮

紫霄宮は天柱峰の北東にある展旗峰の下に位置し、周囲の山々が自然に二龍戯珠の宝椅を形成しているため、明の永楽皇帝によって「紫霄福地」と名付けられました。紫霄宮で最も印象に残ったのは紫霄大殿で、これは武当山に残る唯一の重檐歇山式木造建築であり、中には真武神像や文武仙人坐像などの神像が祀られています。明清時代の建築美がその姿に余すところなく表現されています。
南岩宮は木々が青々と茂り、奇峰が険しくそびえています。晴れた日には美しい山の景色を楽しむことができ、雨季には山間に雲と霧が立ち込め、まるで仙境のようです。四季折々に美しい景色が広がります。南岩宮には最高の展望台があり、南岩宮の全景を一望することができます。遠くを見渡すと、亭台楼閣や山水が絵のように美しく広がり、感嘆の声が上がります。南岩石殿は険しい崖の上に立っていますが、その威厳と風格は少しも損なわれていません。その技術の高さには驚かされます。南岩石殿の外には、絶壁の上に彫られた龍の石柱があり、龍の頭の頂上には香炉が彫られています。これは「天下第一香—龍頭香」と称され、その壮観さには驚かされます。

金頂

南岩宮を出発し、南岩寺から古神道を歩いて金頂に登ります。天柱峰の頂上に登ると、ついに金頂の全貌を見ることができました。金頂は武当山の象徴であり、精華です。その構造は厳密で、輝かしく壮観です。金頂の前で遠くを見渡すと、武当山の雄大で美しい景色が一望でき、敬虔な気持ちが自然に湧いてきます。「仙山琼阁」という美称にふさわしい場所です。毎年夏の雷雨の季節には、武当山で雷が金殿を打つ奇観が見られると聞いています。次回はその奇観を目にする幸運があることを願っています。